最強パーティはキノコで暴走(改訂版)
詳細のわかってないキャラの二次創作なんてするものじゃないと思い知ったマヌケエルフ
重戦士のアレク、仮面のちくわ、侍のムサシ、そしてエルフのサンドラの四人組は「アレクサンドラ隊」と呼ばれている。それぞれの得意分野において右に出るものは少ない。ゆえに彼らは「王国最強」と言われることもある。
彼らは一か所に留まることは少なく、世界を旅してまわっては各々の技能の研鑽に努めていた。人々を、世界を蝕む病巣とも言える魔物や魔族が蔓延っている現状を打破するためには、「王国最強」の称号に胡坐をかいている暇はなかった。
それでも彼らの旅の間に安息がないというわけではない。旅の途中、一時的に留まることにした町でのことだった。サンドラは宿の部屋で留守番、兼休憩をしていた。アレクサンドラ隊は各人が一騎当千の強者である。外見は年端もいかない少女そのものなサンドラも例外ではなく、比類のないレベルの魔法使いである。
体力の消耗は、戦闘における実力とはまた別だ。サンドラは危険のない部屋のベッドでまどろんでいた。夢と現の境を漂っていると、部屋のドアが開かれた。現れたのは買い出しに行っていた他のメンバー、アレク、ちくわ、ムサシだった。慌ただしいパーティメンバーの様子に、サンドラは眠い目を擦りながら尋ねた。
「……うるさいなの。そんなに慌ててどうしたなの?」
「サンドラ、落ち着いて聞いてくれ」
アレクが暑苦しい鎧を外し、軽装になりながら言った。
「野良魔物と戦ってたら毒を受けた。全員命に別状はないが、ひどく苦しい。……だからサンドラ、悪いが治療してくれないか」
治療、という言葉にサンドラは眉をひそめる。魔法使いとしてはハイレベルな彼女の弱点は、回復魔法が使えないことだった。
「出てきた魔物ってのが高レベルなオニキノコでなぁ……予想以上に手こずった上に、倒したら毒ばらまきやがった」
「毒……なの?」
ムサシも同様に、暑そうにしながら上裸になり、袴も下ろして褌一丁になっていた。
「そういうのはちくわの担当なの。私が回復魔法を使えないのは知ってるはずなの」
「……回復魔法で解決できる問題ではない」
ちくわまでが頭から体までを覆うローブだけでなく服も脱いでいる。意識されることは少ないが、ちくわは女性である。彼女の呼吸も荒くなっており、滝のような汗をかいているのが見て取れた。
「ちくわが解決できないなんて珍しいの。いったいどんな毒だったなの?」
装備を外した男たちが身に着けているのは下着だけで、二人とも股間にテントを張っていた。ちくわは肩をすくめて男たちの張り詰めた股間を見やった。
「どうやら興奮剤のようなもので、回復魔法をかけても悪化するばかりだった」
「……私はどうすればいいなの?」
サンドラが半ば予想できている答えを求めると、男たちは無言で下着から肉棒を露出させた。男根は既に怒張しており、その先端からは透明な液体が漏れ出していた。
「うっ……!」
露骨すぎる要求を前にして、サンドラの顔が真っ赤に染まる。彼女は性知識には疎かったものの、男性器を見たことがなかったというわけではなかった。だがそれもすでに昔の話であり、成長してからは見ることはなかった。
しかし今目の前にあるそれは記憶の中のそれとは大きくかけ離れていた。太く長く、血管が浮き出ている。そして何より、自分に向けられているという意識によって、今まで見たことのないほどの大きさとなっていた。
「頼むぜ、サンドラ、ちくわ。俺たちももう我慢できそうにねぇんだ」
「そ、そういうのは普通自分で処理するものだってことくらい知ってるの! 騙されないの!」
「ならこのまま苦しんでろって言うのか? こんな状態で町中歩き回ってみろ、すぐに衛兵が来るぞ」
「なのぉ……」
正論をぶつけられ、サンドラは何も言い返せなくなる。
「サンドラ、俺からも頼む……」
アレクまでもが懇願してくる。
そんな二人の肩を、ちくわが掴んだ。息を絶え絶えにしながらも言葉を紡ぐ。
「……落ち着け、ムサシ、アレク。……解消するには自慰で十分なはずだ」
「待つなの」
サンドラはベッドに腰かけたまま、服の長い袖をまくって手を出す。自分を受け入れてくれた仲間の懇願を無下にできるほど、サンドラは非情ではない。両手をそれぞれ輪の形にして、上下させて見せた。
「……手でなら、してあげてもいいなの」
「おぉ……」
アレクとムサシは感嘆の声を上げる。サンドラが手淫を知っているとは、彼女の外見からは想像すらできないものだったからだ。
「それじゃあ早速頼もうか。俺は右手だ」
「俺は左手だな」
「……勝手にするといい。自分で処理する」
アレクとムサシが突き出す男根を、サンドラはおそるおそる手で掴んだ。熱い脈動を感じて思わず手を離しそうになるが、必死に抑え込む。
「さっきは悪かったな。サンドラの手は気持ちよすぎてすぐイってしまいそうだ。……けど、まだ早い。もっとしっかり握ってくれ」
アレクの言葉に従い、サンドラはさらに強く握りこむ。
「んぅ……、それでいい。そのままゆっくりと動かしてくれ。……優しくだ」
サンドラは言われた通りに手を動かす。アレクの男根は徐々に硬度を増していき、先走り液がサンドラの手に絡みつくようになる。ムサシのほうも同様で、亀頭だけでなく竿までぬるぬるになっている。彼のものはサンドラの小さな手では収まりきらないほどだった。
「……どうだ、サンドラ。……俺のは大きいだろう?」
「そんなことは聞いていないなの。……でも、確かにすごく硬いなの」
「……サンドラ、俺にも同じようにしてくれ」
「わ、わかったなの」
そう言って、アレクの亀頭を撫でるようにして先走り液を手のひらに纏わせてから、再び竿を握り前後に動かした。
「フッ……、いい感じだ。もう少し速くしても大丈夫だからな」
アレクの呼吸が荒くなるにつれ、サンドラの鼓動も早まる。サンドラは経験こそなかったものの、異性への興味は人並みにあった。それが今、自分の手が触れているものの正体だとはわかっているものの、嫌悪感はなかった。むしろ、未知の体験に対する期待のほうが大きかった。
「……そろそろ、出そうなの?」
「ああ、もう限界だ……。サンドラ、飲んでもらっても構わないか?」
「ダメなの! さすがに嫌なの!」
「……そうか、残念だ」
「わぷっ!? なにするなの!?」
アレクはサンドラの返事を聞く前に射精していた。サンドラの頬に精液がかかる。もう片方、ムサシの男根もビクビクと抑え込まれた魔物のように痙攣してから、白濁液を放出した。
「くぅっ……!」
体液は奇しくもサンドラのもう一方の頬にかかる。サンドラは呆然としていたが、やがて我に返った。
「なんてことをするなの!!」
「悪い悪い。……だが、これで少しは楽になっ……てないな、こりゃあ」
二人の男根は射精直後にもかかわらず、硬度を失っていなかった。先ほどの精液がまるで先走り汁であるかのように竿全体を濡らし、滑らかにコーティングしていた。
見せつけられる二本の竿から目を背けると、ちくわが一人で自慰をしていた。全裸に仮面を着用したままがに股になって必死にオナニーをする様子に、サンドラは思わず目を奪われる。頬にかかった精液が唇まで垂れてきて、無意識のうちに舐め取っていた。
「……ちくわもこっちに来るの。……手伝ってあげるなの」
「……いいのか?……助かる」
二人の男根を同時に握ったまま、サンドラの正面にちくわが立った。勃起したクリトリスが包皮からはみだして存在を主張している。割れ目の周りからは、白く泡立った愛液が垂れかかっていた。
「んっ……」
躊躇うことなくしずくを吸うと、そのままちくわの女陰に吸い付いた。サンドラは舌を包皮の中に突っ込み、直接クリトリスを刺激していく。
「あぁ……、サンドラ、そこは……」
「気持ちいいなの?」
「……否定はしない」
サンドラは口内で唾液を分泌させ、それを潤滑油としてさらに刺激を強めていった。
「ああっ……、もう、出る……」
「出してもいいなの」
「くっ、うっ……出すぞ!」
ぴゅるっ!! ぷしゃーーっ!!!
「むぐっ……!?♡」
サンドラの喉奥で熱い液体が弾けた。あまりの量の多さと勢いに思わず口を離してしまう。
「げほっ……♡ごほ……♡」
「悪い、サンドラ……」
「大丈夫なの。それより、いっぱい出たなの」
「……ああ」
あーん、と小さな口を開け、口内がちくわの潮まみれであることをアピールする。
んむ、ぐちゅぐちゅ♡と音を立てて咀嚼し、んぐっ♡と飲み込んだ。一連の過程を見て、ムサシがニヤニヤしながら言った。
「おいおいサンドラ、飲みたくないんじゃなかったのか?」
ムサシの声に振り向いたサンドラは、彼の股間を見てギョッとした。ムサシの男根は先ほどよりも大きくなって、今にもはちきれそうになっていたのだ。
「こいつは一度出したくらいじゃ収まらないぜ。なんせ、絶倫だからな」
「そんなこと、聞いてないなの! それに、どうしてそんなに大きくなっているなの!?」
「興奮してるんだよ。俺もアレクも、ちくわだってな。……サンドラだって、そうだろ?」
「わ、私も……?」
「気づいてないのか? ほら……」
アレクはサンドラの脚を掴むと、ベッドの上に仰向けに転がした。連動してめくれ上がったスカートの下にはいてあったショーツのクロッチ部分は愛液によって染みができており、太ももにまで伝っている。
「すごい濡れてるじゃないか。俺たちのを触っているだけでこうなったのか?」
「ち、違うなの! これは、その……」
「まあいいさ。すぐにわかる」
アレクはそう言うと、サンドラの両足首を掴んで左右に開いた。そして、その間に顔を埋めた。
「ひゃあん!?♡ なにするなの!!♡」
「……ふぅ……。サンドラのここ、美味いな」
「なに言って……やっ♡舐めちゃダメなのぉ!♡」
「おいっ、アレクだけずるいだろ。……次は俺の番だな!」
ムサシもサンドラの下半身に顔を近づけると、秘裂に舌を這わせた。ざらついた感触に、サンドラは腰を浮かせる。
「ああぁっ!♡ だめぇっ!♡」
「旨いなこりゃ。……最高だ」
「ちょ、ちょっと待ってほしいなの!!」
ムサシが舐めるのをやめた。サンドラは荒くなった呼吸を整えながら、二人を見上げる。
「どうした、サンドラ」
「……こんなの、おかしいと思うなの。私たち、仲間なのに……」
「仲間だからこそ、こういうこともするんじゃないか」
「え……?」
「ほれ、ちくわも舐めてみろ。これは味わっとかないと損ってもんだぜ」
アレクに言われて、ちくわがサンドラの前に立った。
「いいのか? なら……」
「やめっ……!」
制止しようとした時には既に遅く、ちくわが仮面を少し上げて、サンドラの割れ目に吸い付いていた。包皮を剥かれた敏感な突起を舌で刺激され、サンドラは悲鳴を上げる。
「きゃあぁぁあぁぁぁあっ!!!♡」
「ちくわぁっ、そこ、汚いとこなの! 離すなの……!」
「サンドラのまんこだ、汚くなんてない。んむ、ちゅぷ……」
「あぁぁぁ~っ!♡」
サンドラの言葉を無視して、ちくわがクリトリスを刺激する。包皮をめくられた状態で直接吸われ、さらに舌先でチロチロッと小刻みに攻められる。あまりに強い快感から逃げようと身体をよじるが、二人の男に抑え込まれていては抵抗できない。
「ああっ……! あっあっあっ……!! イクっ、イッちゃうなの!!♡」
「いいぞ、イけ!」
「イくんだ、サンドラ!」
「あああああーーーーっ!!!♡」
ビクンッとサンドラの身体は大きく跳ねたかと思った瞬間、大量の潮を吹き出した。
「あ、ああ、ん……♡」
「派手に吹いたな。気持ちよかったか?」
「うん……」
「よし、じゃあそろそろいいか。おい、ちくわ。交代しろ」
「わかった」
絶頂の余韻に浸り脱力するサンドラを囲み、三人で服を脱がせていく。育ち切っていない少女の身体であれ、男たちがその気になるには十分な色香があった。
「そういやちくわ、これからサンドラもやるわけだが、反対しねえのか」
「……今更止めることはできそうにない。二人もそうだろう?」
「違いないな。サンドラ、まだやれるか?」
「……問題ないの。搾り尽くしてあげるなの♡」
こうして四匹の獣による饗宴は始まった。
ベッドに仰向けに寝転んだサンドラを組み敷くようにしてから、アレクは男根を秘所に触れさせた。サンドラの手にはムサシの男根が握られている。ちくわが仮面越しにもわかるくらいに心配そうに見守る中、アレクがゆっくりと腰を進め、サンドラの膣内に挿入していく。
「ん、はぁ……っ♡」
「大丈夫か?」
「平気なの。それより、早く動いてほしいなの」
「そう急かすなって。すぐに動かしてやるさ」
言い終わると同時に、アレクはピストン運動を始めた。最初はゆっくりだったが、徐々に速度を上げていきパンッ! パァン!と肌同士がぶつかり合う音が響くほど激しくなる。その動きに合わせて、サンドラも手を動かし始めた。
「あんっ♡ はげしいぃっ!♡」
「ははっ、たまらないなこれは!」
アレクの動きが激しくなれば激しいだけ、サンドラの手淫も激しさを増していった。アレクの限界はすぐに訪れ、どぴゅっと精液を放出する。
「ぐぅっ……!」
「ひゃあんっ!♡……相変わらず考えなし……『バカ』なの♡」
アレクが男根を引き抜くかと思いきや、再びアレクがサンドラのぷりぷりの尻を掴み、バックから一気に貫いた。太さにおいてはムサシ以上のそれは、少女体型のサンドラの膣内を拡張するかのごときオーバーサイズのはずだった。
しかし射精直後の軟化した状態のそれは、サンドラが受け入れるのに丁度いいものになっていた。
「はぁんっ!♡」
「サンドラ、こんなにもスケベだったんだな……」
アレクが呆れたように言うも、当人は夢中で行為を続ける。サンドラも、空いた手でちくわとムサシに奉仕する。精液と愛液、そして唾液でドロドロの口で咥えながら、アレクのピストン運動を受け入れている。
「ちゅぱっ、れろぉ……♡んむっ♡」
「はぁっ、はぁっ……!」
「アレクっ♡ もっと突いてぇっ♡」
「言われなくてもっ!」
「あぁっ♡ すごいなのっ♡ こんなにされたらまたイっちゃうなのっ♡」
「……出そうだっ!」
「出してなの! 中にいっぱい欲しいの!!」
「ぐうっ……! 出るっ!」
「あぁぁぁあぁぁぁっ!!♡」
ドクンドクンッと脈打つ肉棒を感じて、サンドラは絶頂を迎えた。少女サイズの子宮が受け入れた精液で、小さなお腹が少し膨らんでいた。
「あ……♡出てる……♡」
「ふーっ、ふうっ……」
出し切ったところで引き抜いた。すると栓を失ったそこから、ごぼっ、ぶびっという下品な音を立てて白濁が流れ出る。鋭い目でその様を見逃さず、今度はムサシがサンドラへと挿入した。
「んああっ♡」
「まだまだ元気みたいだからな……!」
「うんっ♡ まだ全然足りないなのっ♡」
「なら、俺たちが満足するまで付き合ってもらうぜ!」
「きゃあぁっ♡」
アレクのものより長いムサシの男根を受け入れると、サンドラは再び快楽の渦へ巻き込まれていく。
「あへぇ~♡」
男根が出入りするたびに秘所からは押し出された精液や愛液が溢れ、ベッドに大きな染みを作っている。胸も顔も、手での奉仕によって吐き出される精液や愛液、サンドラへの愛おしさから舌で塗りたくられる唾液でベトベトになっていた。しかし、それでいて少女は艶やかな笑みを浮かべていた。
「あ、あう……♡」
「どうした? もう限界か?」
ムサシが腰を使いながら問いかけると、サンドラはぶんぶんと首を横に振った。
「そうじゃないの……まだイケそうなの……♡」
「ははっ、そりゃいい。じゃあお前が俺らをイカせられるまで続けてやるよ!」
「……っ!? あひぃいいっ♡」
「そらっ、ここが好きなんだろっ?」
サンドラの良いところを見抜きそこばかり責め立てる。それに合わせてサンドラも激しく腰を動かし始める。二人同時に果てるまで、そう時間はかからなかった。
ムサシが自身の男根を引き抜いて壁にもたれて座り込む。
「俺はちょっと休憩だ。……少しは休ませてくれや」
「サンドラは大丈夫なのか? そろそろ疲れてはいないか」
「……そんなことないなの。まだいけるの。……ほら、ここはまだギンギンなの♡」
「どうやら……フッ、杞憂だったようだな……」
サンドラの手には、まだはち切れんばかりに怒張しているアレクの男根があった。それを再び口に含み、奉仕を始める。
「ん、じゅぷっ♡……ぢゅぽっ♡」
「いいぞ……気持ちいい……」
「そうか。じゃあそろそろ出すから、飲んでくれっ!」
「……んっ!?♡」
そう言ってアレクは腰の動きを早め、サンドラの喉奥まで男根を突き入れた。そして射精し、大量の精液を流し込む。その勢いと量に、サンドラは目を白黒させながらも懸命に飲み込んでいく。
全てを飲み込んだことを確認してからアレクはゆっくりと男根を引き抜くと、サンドラはゴホゴホッと咳き込みながら必死に呼吸をした。
「げほっ!♡げほっ!♡んんっ♡」
「おい、大丈夫か?」
「……っ♡」
アレクが背中をさすりつつ声を掛けるが、サンドラは何も答えず、黙って彼の男根を要求するように輪にした手を上下させた。その瞳は情欲に濡れており、息も荒い。
「……次は、俺の番だ」
「早く入れてほしいなの……」
サンドラの尻を掴み、持ち上げて一気に貫く。
「あぁぁっ!♡」
「ぐぅっ!」
アレクの男根を受け入れて悦ぶサンドラの身体を抱き締め、激しく動く。既に何度も味わった絶頂の快楽を小さな身体で、全身で味わおうとするかのようだった。
「あんっ!♡激し……♡ああぁっ!!♡」
「……また出そうだ……!!」
「私もイクなのぉっ!♡」
「うおっ……!」
「あはあぁあぁああっ!!!♡」
サンドラが絶頂を迎えると同時に、アレクも亀頭から精液を迸らせた。身体をくねらせた勢いで、まだ硬さを保った男根がぶるんっ!と音を立てて抜けた。クリトリスが引っ掛けられて、快感が不意打ち気味に与えられる。
「ひんっ♡……あっ♡ああっ♡あああああぁぁ……♡」
のけぞった拍子に緩んだ尿道から、サンドラは放尿した。じょぼじょぼ♡と流れ出る液体がシーツを濡らしていく。
「あーーーっ♡止まらないっ、止まらないなのぉっ♡」
ちょろろろっ、ちょぼっ♡と放尿が止まったときには、部屋にはサンドラの小便と淫らな汁の匂いが充満していた。
「あーあ、漏らしてやんの」
「ふえぇ……ごめんなさぃなの……♡」
「気にすることはない。むしろ興奮してきた」
「『バカ』どころかド変態なの……!」
[ちくわの見せ場は割愛します。(とてもガンバっていました)]
それから数時間後、落ち着きを取り戻した彼らは精魂尽き果てたようだったが、服装を整える程度の理性は取り戻したようだった。股間の隆起も収まっている。ちくわが余力を残している一方で、サンドラは消耗して全裸のままベッドに寝そべっていた。三人の戦闘職を相手にあれだけ乱れることができたのも、彼女が仲間たちを信じていたからこそだ。アレクとムサシは礼を言ったが、礼を言いたいのはサンドラのほうだった。
「それにしても、有害指定魔物が町中に出るなんて珍しいの。すぐに追い返されるから町中にまでは入ってこないはずなの」
ギクリ、と三人が同時に硬直する。なにがしかの秘密の臭いを嗅ぎとり、サンドラは問うた。
「そもそも町で三人が一緒に行動する理由が思い当たらないの。……私に隠れて何をしていたなの?」
知らず知らず、かつての自身への迫害を思い出していた。仲間たちを見る目が鋭くなる。
「白状するなの。でないと……」
日頃は小さな身体に収まっている魔力が漏れ出すのを感じて、男たちは目線で会話した。意を決した様子で、アレクが近づいてくる。
何を言われるのか、怒りの中に恐れを入り混じらせたままサンドラは待った。手が差し出される。
「……何なの? これは」
アレクの差し出した手に乗っていたのは、サンドラの小さな手に収まるサイズのブローチだった。大部分を占める宝石に、金属製の飾りがついている。
「それは……俺たちがサンドラに贈ろうと思って買ってきたものだ」
「どういうことなの?」
サンドラは呆れて肩の力を抜いてしまう。アレクは咳払いすると話を続けた。
「俺たちがこれまで旅を続けてこれたのは、サンドラ、お前のおかげだ。……感謝の印として、受け取ってくれないか」
「いいもんがあるって買おうとしたら思った以上の値段でなぁ……」
「……依頼を受けて補填しようとしてあのざまだ」
ムサシとちくわが言葉を漏らし、アレクがその口を塞ごうとする。
「それは内緒の約束だっただろう!」
「アレクが『バカ』なのはともかく、俺も同じ気持ちだ」
「我々、アレクサンドラ隊に欠けてはならない仲間だ」
漏れ出していた魔力が空中に霧散する。にやけてしまう口元となぜか溢れる涙を隠すため、顔をシーツに押し付けながらサンドラは言った。
「ホント……『バカ』ばっかなの」
おわり